放鳥トキ、卵さらに1個捨てる 残りは1個
環境省は26日、新潟県佐渡市で3月末に卵を産んだ放鳥トキが、22日に続き、さらに卵1個を巣の外に捨てたと発表した。巣には少なくとも1個の卵が残っており、自然界で34年ぶりのひな誕生の可能性はまだ残っている。
26日午後5時15分に、放鳥トキが巣の外に卵を捨てた。理由は不明で、有精卵か無精卵かは分からない。無精卵だった場合、卵が割れたり腐ったりして、卵を捨てることがある。
トキの卵は産卵してから約1カ月後にふ化する。現在、ひな誕生の時期にさしかかっている。
22日にも、くちばしで卵1個を突き刺し、巣の外に捨てていた。