米Webマガジン「WIRED」では、コーヒーの成分について紹介しています。概要は以下のとおり。
1: カフェイン
カフェインはコーヒー豆のほか緑茶・紅茶にも含まれるアルカロイドの一種。睡眠を促すアデノシンの神経受容体をブロックする働きから、覚醒作用がある。
2: 水熱いお湯はコーヒー豆から溶け出す香りや油に適した"溶剤"。カフェインには利尿作用があるため、カフェインにあまり慣れていない体からは水分はすぐに排出されてしまう。
3: 2-エチルフェノールタール臭のような臭いを形成する物質。ゴキブリが持つ化学信号の構成物のひとつでもある。
3. キナ酸弱い酸味を持つ。インフルエンザ薬「タミフル」の原料となる化学物質でもある。
4: 3,5‐ジカフェオイルキナ酸抗酸化作用を持つ物質。
5: ジメチルジスルフィドコーヒー豆を煎るときに生成される臭い成分。
6: アセチルメチルカルビノールコクがあるバターっぽい味を持つ物質。ポップコーンの添加物としても使われている。
7: プトレシン食肉など死んだ生物にあるアミノ酸が分解することによって生成される物質。コーヒー豆にも含有されている。
8: トリゴネリンコーヒーに甘味や味わいを与え、虫歯の原因となる細菌を防ぐ作用を持つ。
9: ナイアシン
「含まれる成分はともかく、美味しいコーヒーが飲みたい!」という方は、ライフハッカー過去記事「バリスタの先生が指南する、コーヒーフィルターの選び方」や「インスタントコーヒーを本格派にする4つの裏技」、「カフェによくあるコーヒーのレシピが一目で分かるチャートあります」なども参考にしてみてくださいね。 What's Inside a Cup of Coffee? [Wired] Adam Pash(原文/松岡由希子)